モノ造りを行っている工場や事業所にとって電力や熱は欠かすことのできないエネルギーであることは言うまでもありません。自らの生産活動に必要なこれらエネルギーを、自家発電設備は効率的に生み出し、わが国の産業界発展に寄与してきました。
 大口自家懇の自家発電設備の96%を占める火力発電プラントでは、そのインプットエネルギーの29%が生産プロセスから回収されたエネルギーであり、またアウトプットエネルギーは単に電力だけでなく、工場で使う蒸気など熱エネルギーも供給しているため、総合熱効率は56%に達します。また、二酸化炭素を排出しない環境にやさしい水力発電プラントも合わせて有しており、わが国における化石燃料の消費抑制や二酸化炭素発生の抑制に貢献しています。
自家発電火力プラントのエネルギーバランス

会員企業保有発電設備平均エネルギーバランス(令和2年度実績)
 
自家発電火力プラントで活用されている回収エネルギー
回収エネルギーの有効利用

自家発電に使用する燃料、つまりインプットエネルギーを見ると、実に29%近くが生産プロセスから回収されたエネルギーで、その量は原油換算で約900万kLにも達します。
主な回収エネルギーは事業所で発生する鉄鋼・化学プロセスからの副生ガスや黒液、廃熱からの回収蒸気などです。


大口自家発電施設者懇話会
アンケート調査結果(令和2年度実績)
 
総合熱効率が高い自家発電火力プラント




大口自家発電施設者懇話会
アンケート調査結果(令和2年度実績)
熱も有効活用して高い総合熱効率を達成

自家発電は、単に工場で使用する電力だけを供給しているのではなく、蒸気や温水など、熱エネルギーも同時に供給しており、大口自家懇の会員事業所の平均の総合熱効率は56%※1)にも達しております。これは資源エネルギー庁ベンチマーク制度(火力発電効率B指標)の目標発電効率44.3%(発電端HHV)以上と比較しても非常に高い値といえます。
※1)大口自家発電施設者懇話会アンケート調査結果(令和2年度実績)
自家発電プラントの出力(発電・蒸気)内訳

自家発電は、排熱回収蒸気も積極的に利用し、コージェネレーションとして効率的な運用が行われています。

 

 

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